子宮頚癌(頸癌)は,日本では年間約9,000人が発症し,約2,700人が死亡している疾患です.女性特有の癌の中では,第2位の罹患率となっています.また近年20~30歳代で急増しているのが特徴です.
子宮頚癌(頸癌)は,高リスク型のひとパピローマウイルス(HPV)が持続感染し,高い増殖能を持って子宮頚部の上皮内で占める割合が増加し始めると,感染から数年~数十年ののちに子宮頚癌(頸癌)を発症すると考えられています.
HPVに感染すること自体は決して特別なことではなく,性交経験のある女性であれば誰でも感染する可能性があります.HPVの感染は非常に一般的ですが,子宮頚癌(頸癌)発症に至るのは稀です.
子宮頚癌(頸癌)の検査や治療などにかかる身体的・精神的・経済的な負担は非常に大きいため,最も効果的な一時予防であるHPVワクチン接種への関心が高まり,欧米をはじめとする多くの国々ではHPVワクチンが接種されてきました.日本においても平成21(2009)年12月からワクチンの販売が開始されました.
なおこのワクチンは,子宮頚癌(頸癌)の主要原因である発癌性HPVの感染を予防するものであり,すでに感染したウイルスを排除したり,子宮頚癌(頸癌)の進行を抑制する働きはありません.
接種のスケジュールは,初回接種,1か月後,6か月後の計3回です.
なおワクチンは完全予約制です
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